トークン価格変動リスク / NFTの不正取引等に対する対策
各種制限事項の設定に際して
トークンの価格は、流通量にもよりますが、日本の株式市場のように1日の価格の変動幅の制限などもないため比較的変動幅が大きくなりがちです。また、純粋な投資目的での売買もあるため、ゲーム内での需給とは無関係に価格が変動する場合もあります。
本プロジェクトでは、トークンの価格変動がゲーム内の経済に直接の影響を与えないような設計にはなっているものの、それでも過度な価格変動は健全なエコシステムの維持の観点からは好ましくないと考えています。また、NFTについても、マーケットを介して不正なクレジットカードの使用などを抑制する必要があります。これらの対策としていくつかの取引上の制限を設定させていただきます。
制限の種類も多く厳し目である一方、プレイしていただく過程でその度合に応じて順次制限を緩和していく設計にしています。これは、ゲームプレイを行わずに利ざやだけを目的に作成されたBOTなどを排除し、きちんとプレイするプレイヤーの皆さんを守るための施策です。
それでもやはり、各種制限の結果から、端的にearnするのはやりづらい構造になっています。earnを急ぐのではなく、まずはぜひゲーム自体を楽しんでください。その結果、持続可能なエコノミーの中で安定したP2E環境を体験して頂きたいと考えています。
xGEEK→$GEEK交換制限(全体/日単位)
サービス全体での1日の交換制限です。トークンが一気に市場に流通することで価格が大きく下落してしまうことを避けるための対策です。制限値としては、前日にゲーム外から持ち込まれたGEEK量をその翌日の交換量の上限とします。前日の買い圧を翌日の売り圧の上限にすることで価格の安定化をはかります。 上限量は、1日を3分割して8時間ごとに1/3ずつ開放されます。この分割・補充などの形式については状況を確認しながら最適な方法に変更する可能性があります。また、持ち込み量が一定値を下回った場合は、最低保障となる制限額を設定してその値を適用します。(2024/9/24追記)
xGEEK→$GEEK交換制限(個人/日単位)
全体量とは別に個人単位でも交換量を制限します。全体量を制限した際、少数で多額のトークンを交換するプレイヤーによって交換ができる人数自体が少なくなりすぎることを避けるための対策です。
制限は交換時のxGEEK量に対して設定し、プレイ開始直後は0から始まり、ゲーム内で各種条件を満たすごとに緩和をします。序盤の条件は1日目でも十分に達成できるようなものを設定します。
また、この交換制限量は、利用しなかった場合、最大30日分繰り越せます。1日の終わりに残っていた交換量が加算されていき、30日経った後利用しなかった分は消滅します。 (2024/6/19追記)
ただし、ログインしなかった場合、その日の分は繰越対象になりません。(2024/9/24追記)
交換制限の緩和条件一覧 (2024/9/24追記)
交換制限の緩和を行う条件は下記になっています。 各個人の持ち出し上限は、達成している条件に設定されている緩和量(xGEEK)の合算となります。
表: 交換制限の緩和条件一覧
※装備祝福の成功はご自身で行う必要があります。達成済みの装備をマーケットからの購入しても達成になりません。 ※各緩和量はすべて合算されます (例: 10,000ADP保有している場合は、5,000ADPも達成扱い)
ランドオーナー向けの特別措置(2024/9/24追記)
ランドは高額なNFTも多く、価格に応じて報酬額も大きくなる傾向にあります。ランドオーナー視点で考えた時、既存の交換制限のままだと2つの問題があります。
報酬規模に対して個人ごとの交換可能枠が小さすぎる
報酬規模によっては、全体の交換制限への影響が大きくなりすぎる
これらの問題への対策として、ランドオーナーについては、通常枠とは別に日次の交換上限を追加しています。この緩和は、ランドを保有しないプレイヤーへの影響がないように、全体の交換制限とは別になるように設定されています。
追加枠は、ランドの区画ランクごとに設定されています。また、複数のランドを保有している場合は、保有分すべてに対して追加枠をえられます。
表: ランドランクごとの追加交換枠
交換制限量の確認と緩和条件達成のためのミッションイメージ(2024/9/24追記)
緩和条件は「xGEEK交換ミッション」という形で提供されます。
xGEEK→$GEEK交換所要時間 → 撤廃(2024/6/19)
交換指定を行ってから実際にウォレットに振り込まれるまでに24時間の所要時間を設定します。本タイトルではxGEEKを$GEEKに交換する際、その時点の市場価格を参照して交換レートを計算します。市場価格は取引所が提供するAPIを使用して算出する予定ですが、その時に発生する微妙な時差などによる価格差の発生とそれによる不正に利ざやを稼ぐなどの行為を抑制するための措置となります。
ランド報酬の支払い方式 → 撤廃(2024/6/19)
ランドから得られるトークン報酬はステーキング報酬とランドダンジョンにおけるレベニューシェアの2つになります。これらは、他の報酬体系と違い、ランドオーナーの毎日のプレイ量に関わらずある程度コンスタントに発生するものになります。また、余剰資金になる可能性が高いため、コンスタントに売り圧を発生させるリスクがあります。
その状況を緩和するために、ランドでの報酬はいったんランドごとに設置されたリワードプールに貯められて、1月に1回まとめて支払うという形にします。オーナーの皆様にはご不便をおかけしますが、エコノミー全体の健全性を保つための施策の一つとしてご理解くださいますようお願いいたします。
NFTの出品と移動の制限(ver. 1.6~) (2024/9/24 追記・修正)
ゲーム内のNFTマーケットで購入したNFTおよび、ウォレットからゲーム内に持ち込んだNFTは購入・持ち込みの後90日間14日間(2024/6/19変更)はゲーム内マーケットプレイスへの出品および、ウォレットへの持ち出しが制限されます。昨今増えていると言われている、不正なクレジットカードをNFTマーケットで使用する行為ウォレット間の移動などを利用して不当に利益を得る行為を抑制するための対策です。
ただし、NFTプレセールで購入したNFTは出品制限の対象にはなりません。 (2024/9/24削除)
上記に加えて、一定のプレイヤーレベルを超えるなど、ゲーム内での特定の条件を満たすまでゲーム内マーケットへの出品およびウォレットへの持ち出しが制限されます。これは、ゲーム内の不具合などを利用して手に入れたNFTを外部のマーケットに持ち出して販売するなどの行為を抑止するための措置です。
NFTの買い戻し制限(ver. 1.8~) (2024/9/24追加)
ゲーム内マーケットプレイスで売買が成立したNFTは、90日間は、ゲーム内マーケットで買い戻すことができなくなります。同一もしくは複数のアカウントを利用して、アカウント間でNFTやxGEEKの移動を行う類の不正に対する対策です。この制限は同一デバイスを利用した別ワールドのプレイヤーを利用した場合にも適用されます。
GEEK BOXのドロップによるxGEEK獲得量の上限(日単位)
サービス全体で日単位で、ビルドモードおよびギルドダンジョンにおいてドロップするGEEK BOXから獲得できるxGEEK量の制限を設けます。
制限の全体量は、排出計画から逆算して日割りで排出可能なearn量を元に決定されます。サービス開始時は数多くのプレイヤーのみなさんが参加されることを想定して、多め、時間とともに徐々に減っていくように設定していますが、運営状況に応じて適切な量に調整する可能性がある点ご了承ください。
日次の残量が完全になくなった場合はBOXがドロップしなくなります。1日の上限に対する残量に応じて、BOXのドロップ率を減衰させることで、ドロップがなくなるまでの時間を少しでも長くできるようにします。
上限量は、6時間単位で1日を4分割して、25%ずつ補充する形式を取っています。この分割・補充などの形式については排出量を確認しながら最適な方法に変更する可能性があります。(2024/9/24追記)
刻印BOXのドロップ数上限(日単位)
NFTの価格を安定させるという意味合いでは、NFTの流通量についてもある程度のコントロールが必要になります。
本プロジェクトでは、日々のNFTの流通量の増加は刻印BOXからのドロップによる獲得によって発生するため、刻印BOXのドロップ数の上限についてもGEEK BOXのドロップ率と同様に確率の減衰方式と1日を4分割して補充する形式を採用しています。(2024/9/24修正・追記)
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